皆さんこんにちは。久しぶりに書き込みをしています。年末は本業が忙しくXX年計画やらなんやらでばたばたしています。空のコンディションもぱっとしませんし、ここはリニアの製作にいそしむ今日・この頃です。さて、某OMさんよりPOB6300の製作依頼が入りましたので久しぶりにMRF150系のリニア基盤を製作しました。
このユニットは自分で言うのも照れますが、完成度が高く安定して動作しているサーキットです。元モトローラーRFエンジニア・Helge Granberg 博士の記事とSTマイクロエレクトロニクスのRFアプリケーションを応用したもので、50V系のアンプとしては基礎的なものだと思います。
特徴は50Mhzに最適化された帰還回路とオリジナルの入出力トランスです。コアを使用していることはどのアンプとも変わりませんが、銅パイプや25Ωのテフロン同軸を使用したりして改良につぐ改良の代物です。また、バイアス回路はICによって温度補償と安定化を実現しています。私の現用アンプはこのシリーズに悪名高きSTマイクロエレクトロニクスのFET・SD2931を使用しているくらいです。
さて、このSD2931ですが、最新のRIGのファイナルには使われなくなりました。供給上の問題とは考えにくく、ぴかっと光って発振・昇天の頻度の高いFETでは、なんぼ高いRIGでもコストが合わないのでしょう。それに代わって、三菱の低電圧FETやMA/COM製のMRF150が復帰しています。モトローラーからMA/COMに代わってから品質が落ちたと揶揄されていましたが、SD2931よりも使い勝手かせよいのだと推測するのは私だけでしょうか?
de JA1BOP/Roy with POB6300X2
>モトローラーからMA/COMに代わってから同じ工場出荷なのになぜか品質が落ちたと揶揄されていました
ウェハーファブも組み立て工場もまったく違う場所ですよ。
de ja1bop/Roy
電力合成のステップアップトランスには、苦労しますね。アミドンのナンバーでは、FT-63系が50MHzでは発熱が非常に少なく、効率的です。
63材は最近供給が少なく、入手が難しいようです。
61#ではかなりの発熱で苦しいかなと思います。
ポケベル最終バーションの小型アンプ3台を改造し、3合成して2m-1kwクラスを狙ったユニットがほぼ完成しました。
ご指摘のようにステップアップは大変苦労しますね。私は、67系のコアを使用していますが発熱は全くありません。63系は使った事がないので分かりません。今回初めてウイルキンソン分配と合成にチャレンジしました。結構場所をとりますが比較的容易に作れる事に驚きました。テフロン同軸も用意しましたが、結局、藤倉の3C2Vで十分でした。ポケベル最終バーションの小型アンプ3台を改造し、3合成して2m-1kwクラスを狙ったユニットすごいですね。私は、50Mhz専門なのでしんがいさんがうらやましいです。 de JA1BOP/Rpy