Test Equipments

周波数カウンター!

さて、測定器シリーズのお次は、重要な機器である周波数カウンターです。学生の頃は周波数をまともに計れる機械がなく、自作のVFOや水晶発信器などをつくり、HFのトランシーバーかディップメーターを唯一の測定器として活用していました。そういえばあのディップメーターどこにいったんでしょうか・・・・。精度なんていうものは気にしていませんでした。とりあえずハムバンド内ならOKだったのです。
通常、周波数カウンターの精度は、基本信号に依存するため相当安定した発信器が使用されています。勿論、外部の精度の良い信号源があればそれを活用すれば、もっと精度が上がるでしょう。シャックにあるシグナルジェネレーター(HP8657A)はデジタル表示なので、430,000,000Hz(430Mhz)ぴったりに周波数を合わせれば表示上はぴったりあったように見えます。しかし、これを周波数カウンターで見てみるとなにやら変な数字です。429,999,856Hzを示しています。144Hz下にずれているようです。1G付近になるともっとずれていきます。なるほど、20年以上も古いSGですから致し方ないですが。できれば蓋を開けて調整したいところです。また、出力を測りますとこちらも下の方に-1.2dbm程出力が低い。うーーん何とか合わせたい。
測定器には精度のバランスが重要ですよね。つまり、精度を追い求めると全て近い精度にしないと一つ低いと荒が出てしまう。ただ、これはあくまでもアマの世界であって、プロは校正によってどれだけズレいるかを測定し、それによって補正しているので問題ないそうです。スイッチオンですぐ使える民生品とスイッチオンから30分は寝かせてやりたい測定器とでは違いが大きいですね。 写真はHP5385A 10Hz-1GHzまで測れる周波数カウンターです。
周波数カウンター!_f0033779_16184599.jpg

de Roy
by ja1bop | 2010-04-25 16:19 | Test Equipments | Comments(0)

50Mhz & FT8 が好きなアマチュア無線家のブログです。


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