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UV-3R改造

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 UV-3Rについて若干の改造を加えることにしました。まずはAFアンプの増幅度調整ということでこちらは簡単です。ICのつ足に48K~68KΩの1/4Wの抵抗を付ければOKです。NETの記事にもよく見かけるもので誰でもできると思います。次に、FILTERの改造です。こちらは基板の回路が細く小さくまた隙間もあまりないためあまりお勧めできません。結構、半田ゴテの先端が細くないと難しいことと基板の表面処理に強いコーティングがかかっているため剥がすのも若干苦労します。私の場合、色々試したのですが、144Mhzでの高調波で-60db以下のスプリアスに追い込む事、隣接周波数でのスプリアスを抑えることは結果的にできませんでした。

 YaesuのVX3Rが技術適合証明を受けていることから物理的にTune-Upは可能でしょうが、回路の配線が見えにくく、回路図通りの部品が配線されていない事や部品が揃わないこと、現在の私の技術では内臓のFilterに手を加えて合法的な高調波や隣接スプリアスを規定以下に低減する事はかなり難しいと感じました。すごくコンパクトにできている分、普通の人間の手では改造は難しいようです。430Mhzだけであればそのまま問題がなさそうです。TSS認定が取れている方もおられますので改造部位の写真、書類申請をされたのでしょう。
 話は変わりますが、アマチュアは基準を満たせば自作の送信機が電波法でも認められている点で緩やかに運用されていると感じます。そういう意味で認定制度は良い制度です。”もし通信障害があったら認定業者が停波を含めて改善の指導をする。”という意味合いでの認定制度が存続していると理解しています。結果的に、高価な校正された測定器による厳格な検査はプロには必要でもアマチュア無線には不可能だしそれを認定制度で救済している感じです。最新の技術適合証明を受けた通信機は番号さえ書き込めは簡単に総務省にて許可を受け無線局での運用が可能です。プロには空中線の技術適合証明もあるらしくミニコミFM局のアンテナ方向なども規定されているそうです。そういった無線機でも実際に測定器で調べると、さすがに高調波はしっかり抑え込まれていますが、隣接スプリアスはひげのように周波数によっては結構でています。これを抑え込むのは局発からの制限が必要で既存品の改造は大変難しいのだそうです。ということでアマチュア無線はまだまだ無線技術の向上にて自由闊達に研究できる点で素晴らしいと思います。ところでUV-3Rは430Mhz専用であれば申請可能と見ました。de Roy
by ja1bop | 2015-01-02 13:19 | What's up? | Comments(0)

50Mhz & FT8 が好きなアマチュア無線家のブログです。


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