Amplifiers

SSPA Vol.4.2 BLF188XR HF-50Mhz 1.2KW 編

引き続きLDMOSアンプの話です。BLF188XRアンプの調整をすすめ若干のCapacitor値を変えながら1.8Mhzから50Mhzまで特性Dataを取っていました。丁度、50Mhzだと思いますが特性が期待よりあまりよくない事からゴソゴソ調整していたところ出力段のカップリングコンデンサーから火を噴き火災発生、基板やテフロンケーブル、それにRFCも焦げて焼き切れました。
SSPA Vol.4.2 BLF188XR HF-50Mhz 1.2KW 編_f0033779_21191498.jpg
写真でもお分かりの通りひどい出火です。基板がぐじゃぐじゃに焼き焦げです。電源はまともに動いたままで遮断機を手動で切断。どうしようもありませんでした。原因は、50MhzでMatchingが良くなく高SWRの為にカップリングコンデンサーが耐えられなかったようです。テスターでFETのS-D間を測ると抵抗値ほぼ”0”といいうことで壊れてしまったようです。あまりの閃光と燃焼で基板が焼けてパニックです。エキサイターの出力を出したままでBiasもかけたままでした。がっくり。。。。
頭の中で、新しい基板とFETの調達を考えていたところ。チョット待てよ。BiasがONなのでS-Dは導通するよなと思いながら、配線をすべて外して再度FETをCheckしてみました。スゴイ!!!どうやら先ほどのすさまじいショートや超高SWRにも関わらずBLF188XRは焼き切れずに生きているようです。こんな強靭なFETには会ったことがありません。敏感・骨なしのSD2931,SD2932,SD2933とはことなります。また大好きなMRF150よりもすごい。Really super rugged FET ! You tubeに出力段のショート実験がありますが、まさにそれよりもひどい状態でしかも1KWフルドライブの焼き切れでも壊れませんでした。これがLDMOSの強さなんですね。まさに真空管並みのレベルだと感じました。de Roy






by ja1bop | 2015-03-21 21:41 | Amplifiers | Comments(0)

50Mhz & FT8 が好きなアマチュア無線家のブログです。


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