帯域が広くなった7MHzでは短縮アンテナの帯域は狭く50-60KHzくらいが実用帯域のようです。7.1MHzを超える周波数では当然VSWRが上がり運用はできません。そこで帯域を広げるために電気的に短縮したり延長したりする整合器が必要になります。今回、クリエイトデザインで売られているBS41というチューナーを入手して運用してみました。
730V用に設計されており中身はリレー3個とコンデンサー6個、ソーターバランとコイルが入った簡単なものです。たぶんケースの問題を除けば自作可能な代物です。実は330Vのような本格的なアンテナチューナーを想定したのですが中身はいたって簡素。軽く電気も殆ど消費しないのでこんなもんかと思いました。アンテナへの接続はエレメントの長さを変えて設置しなければならず手間がかかります。というのも、バランを外してこのATUを取り付けると物理的なエレメント長が短くなり共振周波数が上がってしまいます。そのためにエレメントを長くする必要があるようです。内臓のバランはソーターバランで不平衡ー平衡のバランではありませんでした。