今年は表題の通り1KWアンプを製作を完成させたいと思います。基板は2015年の初めに完成いたしましたが、なかなか手が動かずに寝かせていたものです。基板は2台分で帯域がHF-50Mhzのものと50Mhz専用のアンプです。いずれも最新の業務用LDMOSを使用しています。日本ではまだこの石を使ったアマチュアのアンプは販売されていませんが、BLF188XR、BLF578XRなどオランダが本拠地の旧NXP系、現在はAmpelonの石と、MRFE6VP61K25HなどのFreescale(NXPと合併)の石があり、ヨーロッパを中心に急速に普及が進んでいます。2010年代に紹介されYoutubeでは2本並列運転につないだ兵どももいます。
さて、メーカー製のリニアアンプと素人のアンプの違いの一つは保護回路の有無にあると思います。素人アンプは面倒な保護回路はつけずに単純な回路で高性能、実験版も多いのでローコスト化が必要です。一方、商業用だと安全性、耐久性、故障からの保証といった問題を回避するため保護回路の役割が大きいのです。保護回路は単純なものから大掛かりなものまであり、アンプ製作の腕よりも保護回路の腕の方が重要かもしれません。私もいろいろな状況を想定して回路を組んでみましたが、納得できるものができず時間もかかることから、最近、ロシア製で手ごろなものを見つけました。これを活用してかんせいさせていきたいと思います。de Roy